テラコッタの苔

テラコッタは吸水性があるため、吸水して細かい毛細管に水分を保水しやすいため、苔やカビなどの菌類が生息しやすい環境となります。

洗浄後、防カビ剤入りのコーティングにより、苔を防止することができます。

テラコッタの場合は、大理石用浸透性吸水防止剤(ADスーパー)を塗布します。ADスーパーは表面から浸透して大理石内部に防水層を形成し、吸水または吸い上げを抑制しますので、石材表面または内部(コート浸透層)の酸化を防止する効果があります。この浸透層は、水蒸気のような細かな分子構造の水を通過させますので、石材内部は徐々に、乾燥状態になります。当該事例では、さらにトップコートであるADセラレジン(防汚コート)に防カビ剤(ADバイオ)を添加して塗布して強化保護しています。

テラコッタ苔施工前
テラコッタ苔施工前
テラコッタ苔施工後
テラコッタ苔施工後

テラコッタの苔 ギャラリー

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左写真:洗浄中

右写真:施工後1.5年経過